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 心の窓メルマガ版 20 「ボランティアツアー」  
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ボランティアツアー

私は、中国の植林ボランティアやカンボジアの孤児院、タイの貧困な村に行ったことがあります。また近々タイとカンボジアに再度行く予定にしていますが、タイの山奥のナン県にいったときに、子供たちにランチサービスをしました。

年に一回の豪華な食事です。といっても、野菜のスープ。子供たちはいただきます!を食べ始めます。しかし、食事を残す子供が出てきました。普段はあまり食べるものがなくて胃が小さくなって食べきれないのかな、と思っていると現地の人がこういいました。

「この子達は、こんな豪華な食事を自分ひとりでは食べることはできない、持って帰ってお腹をすかせたお父さん、お母さんと一緒に食べるんだ、といって、食べない子が多いんですよ」。

以前、私の尊敬するN社長のお話を心の窓に書きましたね。その社長がこの村に学校や孤児院を寄付しているのですが、学校がないということはどういうことなのかを池間さんも語っていましたが、子供たちは12歳から15歳くらいになると、男の子は肉体労働へ、女の子は、なんとたったの3000円とか5000円で都会へ売られていくそうです。そしてエイズにかかって村に返され、お父さんの分からない子供を生み死んでいく。その子をおじいさんおばあさんが育てているのです。

こんなことが続いているんですよ、前回の心の窓で書いた池間さんは語っていました。食料がないんだったら食料援助が先ではないか、と私は考えたりしたこともありましたが、現地のボランティアの人は、援助は40%でいい、それ以上あると、人は働かなくなる、といっていました。仕事でもそうですよね。魚をとってあげるのではなく、魚を取り方を教えてあげるのが本当の援助だといえます。

N社長の会社が学校を寄付したということは、大人になって読み書き計算、そして英語や日本語を学ぶことによって、体を売らなくても生きていける仕事を得られるということです。教育があれば、貧乏の連鎖から脱出できるということですね。

N社長は、目先の援助ではなく、10年先にこの子達の幸せを願っていのです。しかし企業がよくやっているように、それを宣伝につかって見返りを求めたりはしません。それが本物のボランティア精神だと私は思います。

ボランティアは、何かをしてやってありがとうを言ってもらうものではありません。困った人に援助の手を差し伸べて、そこからまた学ばせていただくものだ、相手のために行動していても、結局自分のためなんだ、ということが分かりました。

タイの子供が日本にきたら驚くそうですよ。電車に乗ったら子供が座席に座って親が荷物をもって立っている、とんでもないことだ、一生懸命働いて育ててくれている親が座るべきで、元気な子供は立って荷物を持つのが当然だと思っています。

売られていった女の子に池間さんは訊いたそうです。「あなたこんな仕事してたらそのうちエイズになって死んじゃうよ。」そうするとこう答えました。

「仕方ないもん、お父さんとお母さんのためだから・・・」

それくらい子供たちは自分を犠牲にしてでも家族を愛しています。

私はタイの男の子の里親になって毎月数千円の援助をして生活支援をしています。その男の子のお父さんは突然交通事故で死んでしまったのです。お母さんは子守の仕事をしていたのですが、その親が突然失踪してしまって、他人の子供をかかえて途方にくれていました。

そんなときに、先ほどのN社長が作った孤児院の情報を聞き、子供を預かって欲しい、そうしないと生活がもう限界だ、と頼んできたのです。

そこで、孤児院では面倒みることになったのですが、なんとそのお母さんの取った行動は、自分の実の子供を孤児院に預け、他人の子供を自分が育てているのです。

どうして?と聞くと、だってこの子はまだ3才でお母さんの必要な年齢なの、自分の子供はもう5年生、一人で生きていきなさい・・・。


すべての子供がこのお母さんにとっては「他人じゃない」のです。その孤児院にはいったベン君という子を、資金援助だけではありますが、私が父親代わりさせていただいています。

尋ねていったら、ずっと私のそばを離れないんです。もう自分の子のようにかわいく思えてきます。人はみんな、他人じゃないんですね。私たち日本人はこれらのことから学ぶことはいっぱいありますよね。

贅沢に慣れてしまった日本人。いまの日本、なにかがおかしいと思いませんか? 

孤児院の子供たちは、日本の里親から、社交辞令のように「お勉強頑張ってね」と手紙が届きます。援助してくれいている里親に大きな感謝を持っている子供たちは、日本のお母さんに喜んでもらおう、と必死で勉強しはじめました。

そして、学校の中で分けてある優秀な子ばかりのクラスに入っているのは、すべてこの孤児院の子供たちなのです。朝は5時から畑やヤギの世話をし、帰ってからもお手伝い。寝る寸前に一気に集中して勉強するのです。日本の子供たちにこの姿を見せてあげたいと思います。

この孤児院に私は、音楽を通じて心の交流と安らぎを与えたいとおもって、リコーダー20本、ハーモニカ20本を持っていきました。

子供たちの能力はすごいです。翌年に言ったときには、日本人ボランティアの指導で、もう曲を演奏していたのです。ふるさとという曲です。

現地では学校でさえ楽器はありません。この孤児院にだけあるのです。楽器の魅力にとりつかれた子供たちは、自作のドラムをつくったりしてどんどん音楽の幅を広げています。今月末に行くときには、私は新たに楽器を持っていこうと考えています。

何の楽器かといいますと、鍵盤ハーモニカ。これでもう楽団ができるかもしれません。子供たちの笑顔が目に浮かんできます。


ただ、購入してもっていくことはカンタンなのですが、できれば日本の方々からの気持ちを運びたいと考えています。もしご協力していただけるのであれば、家で眠っているピアニカやリコーダー、ハーモニカ、タンバリン、などご寄付いただけないでしょうか。私の会社に送ってください。

できましたら、きれいにお掃除してすぐに使える状態でお願い致します。是非皆様のお気持ちをタイの子供たちに届けたいと思います。どうぞ、よろしくお願い致します。

612-0829 京都市伏見区深草谷口町111-21 ぴあの屋ドットコム 代表 石山雅雄 TEL  075-645-7111 http://www.pianoya.com piano@exa.to



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