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 心の窓メルマガ版 19 「あなたの夢はなんですか」  
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あなたの夢はなんですか

数ヶ月前池間哲郎さんの講演を聞きました。私にとってとても衝撃的な内容でした。その方は世界中の貧困な国を回って、援助の手を差し伸べてられる方です。

池間さんはビデオ制作会社の社長として、フィリピンのスモーキーマウンテンというところに取材に行かれたとき、10歳くらいの女の子と出会いました。

その場所は、あまりにも貧しいため、子供たちが続々と集まってくるゴミの山からお金になるものを集め売って生活しているのです。一日10時間も働いて50円にもなりません。池間さんはその女の子に尋ねました。

「あなたの夢はなんですか?」

すると少女はこう答えました。

「私の夢は大人になるまで生きることです」。

あまりにも厳しい環境の中で、病気や飢えで子供たちの半分も大人になるまで生きることができないのです。

ゴミを持ってきたトラックを追いかけるあまり、突然バックしてきたトラックから逃げられずぶつかってキャタピラに巻き込まれて死んでしまう子供。その遺体はそのままゴミの山に埋もれてしまいます。

池間さんはこの衝撃的な言葉を聞いてから、世界中でボランティア活動をはじめるきっかけとなりました。大きな使命をもったわけでもなく、「知ってしまったからやるしかない」ということだそうです。

カンボジアではまだまだ地雷が埋まっています。踏んでしまって足を失ってしまう子供たちもまだまだいます。

一番安い地雷は一個65円。中の部品はメイドインジャパンのものもあるそうです。何かの電気製品を流用したのでしょう。そんな地雷は水に浮くそうです。

カンボジアでは、雨季と乾季があります。雨季には大洪水が起こり、まだ処理されていない地雷原から地雷がプカプカと浮いて移動してきます。そして水が引いたとき、本来地雷のないはずのところに流れてきて土がかぶさって見えなくなります。

自宅からポンと地面に飛び降りた子供がその場で地雷を踏んで足を失ってしまう。こんな悲惨な状況が続いているのです。

そんな貧困な村でも、テレビは普及しています。一日中つけっぱなしです。その理由をきいて驚きました。テレビをつけていると子供が外に遊びに出ないから地雷を踏まなくてすむというのです。

町に出るとストリートチルドレンがたくさんいます。またシンナー吸っている子供もたくさん見かけます。シンナーは感覚をマヒさせますので、空腹を忘れさせるもっとも安い食事だそうです。

シンナーを吸い続けた末に、歯がボロボロになり脳細胞が壊されて死んでしまう仲間をたくさん見ていていも、やめられないのが飢えなのです。

次にマンホールチルドレンの話です。

モンゴルでは10年に一度くらい氷点下30度という大寒波がくるのですが、放牧民は家畜が凍死してしまい、貧乏のどん底に陥り餓死寸前に状況になります。

せめて子供たちだけでも助けたいと親は町に子供たちを置き去りにしていきます。町なら食べ物を見つけやすいから自分で生きていきなさい、というこれが親の愛情なのです。

冬にはもちろん路上で生活できません。子供たちは近くの火力発電所から流れてくるお湯で温度があがっている下水のマンホールの中ですごします。

池間さんは、いつも現地ではそんな子供たちと一緒に寝泊りしコミュニケーションを図っているのですが、さすがにこの場所だけはダメだったそうです。

なぜかといいますと、子供たちの耳や唇が寝ている間にネズミにかじられて、ないのです。

マンホールの中でちょっとでも横になると、お腹をすかせたネズミがかじりにくるそうです。ゴキブリなどの虫も多数います。とても人間の住む環境ではないと池間さん言っています。

ビニールヒモをかじっている子供がいました。なにをしているのかと聞いてみると、もう3日も何も食べていない。ビニールでもかじっていないと空腹が耐えられないそうです。

そんな子供たちに人間らしい生活をさせたいと、沖縄出身の池間さんは寄付を募り、沖縄の家、という名前の家をプレゼントしました。

こんな貧困に苦しんでいる子供たちが世界中にいるのです。私たちにできることはなんでしょう。是非お考えになってみてくださいね。

この池間さんの講演会を企画しています。2008年の4月5日に神戸でやりたいと思います。

この場でまたご案内いたしますので、今の自分がなんと幸せなのか、そして池間さんの話で知ったことで自分に何が出来るのかを考えていただければと思います。どうぞ、よろしくお願い致します。

ぴあの屋ドットコム 石山



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