体験 ピアノ工場検品体験記 

ピアノ工場検品体験記         by まーちゃん

浜松舞阪のアップライトピアノ専用工場へ検品に行ってきました。
普通はアップライトピアノの工場検品はしないのですが、
今回は関 西にたまたま在庫がなかったボストンピアノの検品です。
ご家族5人と私で、車に乗ってちょっと旅行気分で行きました。
おいしいうなぎを食べてから工場へ。

検品室の中のキレイに調律された3台のピアノのなかから絶品の一台をえらびました。
3台ともとてもよく鳴る よいピアノでしたが、低音に深みがあって音色が豊かなものを選びました。

そのあと工場見学をしましたが、
17年前に私が調律学校最後の課題である工場研修をした時と全然違っていて大変驚きました。
まず「人がいない」のです。
不景気で製造台数が減っているからというのも少しはあるのでしょうが、
何より以前は手作業でやっていた ものが、全部ハイテクロボットが仕事をしているのです。
以前は15人くらいの人がやっていた作業を、一台のロボットがやっているのです。
寸法精度は人の手よりもさらに正確で、
案内していただいた人も、「機械はスイッチさえいれれば仕事を始めるし、給料上げろとも言わない。

ロボット開発までには相当の費用と技術がいりましたが、便利な時代になりました」、
とおっしゃっていました。こ れはピアノ工場に限らずあらゆる分野で起こっている現象なのでしょう。

お客様も、「工場の中があまりにも静かなので驚きました」と感想を述べていました。
グランドピアノ工場はまだまだ人がいっぱいいるのですが、
アップライトの製造の仕方には大きな変化を感じました。

もう一つ驚いたことがあります。
ピアノを出荷するとき、テレビが入っているような大きなダンボール箱にピアノをいれて出荷していますが、
特に海外向けのピアノは、なんとピアノを「真空パック」して出すそうです。
それによって船便の場合、潮風でピアノが痛んだり変化することがなく、
まるでレトルト食品のように外気にさらさずに目的地まで届けられるそうです。
これも新技術な のでしょう。

そのあとは子供達が一番楽しみにしていた、海です。
舞阪工場のすぐ裏が広大な海岸なんです。
「遠州の空っ風」でいつものように強 風が吹き荒れて
いましたが、大喜びで砂遊びをしていました。
予想以上の広さを感じられたようです。
ちいさいあさりが砂浜にうまっ ていましたので、
「持って帰って味噌汁にどうぞ」、とお持ち帰りとなりました。

今回のお客様は、私のHPを通してお知りあいになった方です。
どうしても私にピアノを選んで欲しいと言っていただき、感激してお会いしました。
ご縁というのは不思議なものです。ずっと以前からお知りあいだったような気がします。
12時間ほど同じ時間を過ごし ましたが、ピアノ調律12年分の時間です。
これから何十年ものお付き合いが始まると思います。
ピアノって、こういう意味でも素晴らしいですね。

「ピアノ工場検品体験記」のご報告でした。


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