リメイクインナーコースでお預かりしているアトラスNA706の作業の様子を追ってみました。
アクションの消耗部品を交換しました。
整調作業中です。
完成です!
インナーコースですが、外装にお掃除バフとワックスはかけさせていただきました。
ピアノの鍵盤の白い部分には、セルロイド、アクリル、象牙、人口象牙など素材の種類があります。
中でも近年最新モデルなどについている人口象牙は象牙のような手触り、手汗を吸ってくれ滑りにくい点があり人気があります。
ただ、天然の象牙と同じで弾いていくとどうしても変色や汚れが付きやすいという欠点もあります。
今回は変色は出ていますが、それほど深く影響が出ていなかったため削り作業で人口象牙がかなり綺麗になりました。
完全に新品のようになるわけではありませんが、鍵盤の状態によってはこのくらいの綺麗さには出来ることがあるので、
お持ちのピアノやご購入予定のピアノが人口象牙で悩まれている方は参考にしてみてくださいね♪
リメイクにてご依頼いただいたかなり古い年代のピアノを補修中です。
外装の浮きや傷みが節々に出てきているので本来は一旦古い塗装をはがしての全塗装が必要なのですが、
ご予算の問題と古い雰囲気を残したまま大きな傷のみ補修してほしいとのご要望を頂きまして
つるつるピカピカにはせず部分的に補修を進めました。
まだ作業途中の様子ですが、リメイクご検討中の方の参考になればと思います。
・全体塗装の場合 15~25万円
・部分補修の場合 中程度の傷で1つ 1万円前後
※傷の大きさ、塗料の種類や状態によってもお値段が変わります。
種類によっては部分補修のできないものもあります。(カシュ―塗料、漆、下地の木材に問題があるものなど)