心の窓メルマガ版 8 「のの字の哲学」

のの字の哲学

マザーテレサさんの通訳をしていた渡辺和子さんの講演会できいた話です。人との会話で大切なものは「聞く」ということです。それを分かりやすくしたのが「の」の字の哲学。

子供が喧嘩をして泣いて帰ってきました。するとお母さんは、忙しい中で子供がビービー泣いて帰ってきたものですから、「いつまでグズグズ泣いてるの!もうご飯の時間よ!早く手を洗ってきなさい!」といいます。でも、子供は喧嘩をして叩かれて痛かったということをお母さんに分かって欲しいから泣いているのです。

ここでお母さんが「喧嘩したの?」「叩かれていたかったの?」と“の”の字で受けいれることで、子供は「お母さんが自分のこと分かってくれた!」と安心して泣きやむのです。

それだけではありません。たとえばご主人が仕事から帰ってきてネクタイを緩めながら、「あー疲れた・・・」と帰ってきました。そのときに奥様はこう言ってませんか?
「なに言ってるのよ! 私もPTAで疲れてるのよ!」これでご主人は、あー今日も分かってくれない・・・と黙ってしまうでしょう。

この出来事も、「の」の字で受け答えすると、「仕事で疲れてきたのね。ご苦労様。冷蔵庫にビール冷えてますよ」。こうなります。そうするとご主人は自分が疲れていることを奥さんが分かってくれた、とまるで子供のように安心してたぶんこう言うでしょう。
「おまえは今日どうだった?」。「いや、私も今日はPTAで大変だったのよ」「そうか、じゃあ一緒にビールでも飲むか?」

こんな会話は理想論だという人もいるかもしれませんが、「の」の字で相手の話を良く聞くことで、究極、定年になったとたん奥さんが退職金をもって出て行ってしまうという熟年離婚を防止することができるのかもしれません。

また、普段の日常会話でも気付かずに行っていることはたくさんあります。たとえば若い女の子同士の会話。
「わたしグアムに行ってきたのよ!」。そこで相手の女の子はこう言います「そうそう!私はこないだハワイに言ってきてね!」とハワイの会話が始まるのです。こうやって相手の話を取ってしまう人ってけっこう多くありませんか。

グアムに行ってきた女の子はグアムの話を聞いて欲しいのです。でも人の話を聞かず自分のことばかり話す人は、話していてつまらないですからだんだん友達を無くしていきます。もちろん営業の仕事などでは絶対に成功できない人です。

人間関係がうまくいかない、とか仕事がうまくいかないと悩んでいる人は、自分は人の話を良く聞いているかどうか、「の」の字で受け答えしているかどうかを良く分析してみてください。

人が何かを言ったとき、「ふーん、そうなの」といわず、間髪いれず「私も!」といって自分の話をしている人は要注意ですよ。のの字の哲学を実践できると人間関係は飛躍的によくなっていきます。

ついでに人相学的にいいますと、耳たぶの大きい人は人の話をよく聞くタイプだそうです。
お釈迦さんが典型的な形ですね。逆にない人はわが道を行くタイプ。イチロー選手は耳たぶがまったくありません。人が何を言おうと自分のフォームを変えない。芸術家やスポーツ選手に多いタイプだそうですが、普通の人はやっぱり人の話をよく聞くことが無難です。

ちなみに私は耳たぶがありません・・・。人の話を聞くように毎日努力をしてます・・・。

ぴあの屋ドットコム 石山

ご感想をいただきました。

Aさん:
「の の字」の哲学、心に突き刺さりました。言いたい事を口にしていた私は、言葉の点で沢山の失敗をして来ました。後何年あるかわかりませんが、残された時間、その様な事がないように、言葉を出す前にひと呼吸置いて、思慮深く話せたらと思っています。

Bさん:
いつも心温まるメールありがとうございます。私の知人達に転送しています。また私は地域FMラジオのレギュラーでパーソナリティをしています。私の一時間番組で心の窓のメールを紹介しています。ラジオを聴いている方々から大変好評をいただいていますよ。
今日も<の>の思いやりについて語らせていただきましたよ。これからも心温まるメールを期待していますのでよろしくお願いします。

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マーちゃん

マーちゃん の紹介

ぴあの屋ドットコム代表 ピアノを弾く時にはリチャード石山と言われています。
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