心の窓メルマガ版 9 「三年峠」

「三年峠」

「三年峠」

むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。

その日、おじいさんは三年峠という峠を越えて仕事に行かないといけませんでした。おばあさんはおじいさんに声をかけました。

「なあおじいさんや、今日は三年峠を越えていくんじゃからくれぐれも気をつけるんじゃぞ。三年峠で転ぶと3年後に死んでしまうという言い伝えがあるんじゃからなぁ」

おじいさんはわかったわかった、といって仕事に出発しました。そして三年峠に差しかかったとき、「これがあの3年峠か、よし慎重に慎重に・・・」といつもよりも緊張して歩き始めました。

ところが、おじいさんはそこに転がっていた小枝に気付かず、それに足を引っ掛けて転んでしまいました。これは大変じゃ、とあわてて家に帰っておばあさんに報告しました。
「大変じゃ! 3年峠で転んでしまったわい!」

ここから物語を二つに分けることにしましょう。

一人目のおばあさんの反応はこうです。
「おじいさんや、なんてことしてくれたんじゃ! わしは3年後に未亡人になってしまうじゃないか!」
そう、おばあさんは自分のことしか考えていませんでした。そして、毎日おじいさんに文句を言い続けます。
「あのとき、三年峠でころんだばっかりに、あと2年半の命じゃのう」
「あんとき、三年峠でころんだばっかりに、あと2年の命じゃのう」

こうやって、毎日文句を言い続けられたおじいさんは、ストレスでだんだんと体調を崩し始め、そしてなんと3年経たずして病気で亡くなってしまいました。

それではもう一人のおばあさんの反応です。
おじいさんが三年峠でころんで真っ青な顔を帰ってきた時におばあさんは、一瞬しまった!と思いましたが、顔を上げてニコっと笑いこういいました。
「おじいさん、良かったですね!」
おじいさんはキョトンとしています。だって、三年後に死んでしまうという宣告を受けたようなものですからね。

そこでおばあさんはこういいました。
「なあおじいさんや、よく考えてごらん。明日ガケから落ちて死ぬかもしれない。あさって熊に襲われて死ぬかもしれない。でも神様が3年“も”生きられるって保障してくれたみたいなものじゃ。これに感謝しないとなぁ」

そしておばあさんはもう一言こういいました。
「なぁおじいさんや、もう一度三年峠でころんでらっしゃい! そしたら6年生きられるわい!」

おじいさんはもう一度三年峠に行き、コロンコロンと何度も転び、天寿を全うしましたとさ。

いかがでしたか? この昔話には深い意味がたくさんありますね。その解説は次回お楽しみに!

このメルマガ発信の後、実は3つ目のストーリーを考えました。それはこうです。

おじいさんは、おばあさんから何度も転べば3の倍数分生きられるぞ、と聞いて、何度も何度も三年峠で転び続けました。
しかし、欲を出しすぎたおじいさんは、たまたま転がっていた石に頭をぶつけて、その場で死んでしまいましたとさ・・・・。

ぴあの屋ドットコム 石山

ご感想をいただきました。

Pさん:
3つ目の話面白いたとえ話ですね。
やはり、自分のためだけの行いではね・・・・
人のためになる行いしていきたいです。

Kさん:
こんにちは いつも 心を打つお言葉有難うございます。
私ごとで恐縮ですが、先日お茶摘みをする機会がありまして、82才になられるおばあちゃんとお話しをしながら仕事をしていましたら 私にいくつになられますか?と尋ねましたので はい昨年還暦になりました と答えましたら あーらー 百才まで四十年も有るんだ と言われまして 私はハッとしました。
還暦を迎えたことに もう六十になってしまった と思ってましたから すぐ続けて話したのはよく お友達なんかの会話の中でお金が無くなったなどと話す時が有るけどお宅に泥棒でも入ったの?て尋ねると ウウン私使ってしまったの じゃーそれは 無くなったんではないのよ 使ってしまったのと言うの また 一万円しか無いなどと話す時も なんと凄い一万円も有るんだと答えるそうです そのおばあちゃんの お話しによると 幼い頃から貧乏だったので このように思って暮らさないと 辛すぎたので 私が考えた 生きかたなの私は涙が溢れてとまりませんでした。
そして 貧乏は恥じる事ではないのと ニコッとして話しをしてくれました。
今日は私にとって 人生最高の 喜びでした。まだまだ40年もある いっぱい みんなに優しくできると 改めて思い お茶摘みに感謝です 一期一会に。

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マーちゃん

マーちゃん の紹介

ぴあの屋ドットコム代表 ピアノを弾く時にはリチャード石山と言われています。
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