心の窓メルマガ版 21 「他人じゃないよ」

他人じゃないよ

タイ北部のナーン県にある孤児院や小学校に行ってきました。
今回は3回目になりますが、私には大きな使命がありました。それは全国の皆様から送ってくださった楽器を届けること。

前号の心の窓や他の方々のご協力で呼びかけをしてもらって、ピアニカをはじめリコーダーやハーモニカなどの楽器がなんと、100台近く集まりました。ある方は、ご近所のお友達に呼びかけ「心の窓20号」をコピーして配り、お一人で十数台も集めてくださった方もおられました。感動のあまり感謝の言葉もございません。

しかし手荷物で持って行こうと航空会社の重量を調べて愕然としてしまいました。自分の荷物を含めて20kgが限度なのです。以前カンボジアに支援物資を持っていったときには相当多くの重量までOKだったのですが、これは特別に許可された団体だったようで、また別便で郵送で送るとなると船便でもみかん箱1つ分で送料が1万円もかかるそうです。

皆さんのお気持ちを今回の便では全部もっていけませんでしたが、一部郵送で送りあとは2月に予定していますカンボジアの孤児院に持っていく予定にしています。

また、世界の貧しい子供たちへ楽器を送る活動をされている庄野真代さん(飛んでイスタンブールの歌手)と中川希望塾というところでご縁ができましたので、そちらに託すなど必ず世界の子供たちの笑顔につながるようにさせていただきますね。

さて、今回のタイへのツアーでも大きな感動を持って帰りました。いつもお話しておりますN社長の会社の援助による小学校や孤児院、里子の家の訪問など行きましたが、昔よりはましになってきたとはいうものの、まだまだ貧困から抜け出すのは程遠く、食料の確保や生活用品の入手はなかなか厳しいようです。

その中でびっくりするような話を聞きました。山奥にもたくさんの村があって(タイとラオスの国境付近のとても険しいところです)、たくさんの子供たちが小学校で学んでいるのですが、中学校がまだなく、町の中学校までは到底通えないためそこで勉強は終わりになってしまいます。まだまだ学びたいはずですが、仕方ないことです。

しかし、仕事はなく親の畑の手伝いをするしかありません。そんな中で小学校を出て12歳くらいになると、子供たちの体も徐々に成長し性に対して興味を持ち始めます。そしてお互いに好意をもった男の子と女の子が自然に結ばれ子供ができてしまうのです。
まだ12歳くらいだと完全に大人の体にはなりきっていません。まともな食事がありませんから、体格は日本人の想像する中学1年生くらいの体格には程遠いものです。

現地では、できちゃった結婚はあたりまえで、それに対して親はとやかく言いません。独立して自分の家を作り、仕事は親の畑を手伝うだけです。また将来の設計などありませんから、自然のまま次々と子供を生み、ますます貧困になっていく連鎖が続いているのです。

赤ちゃんを抱いている女の子がいましたが、お姉さんが下の子の子守をしているんだと思ったら、なんとお母さんだったのです。大人の体になったから子供を生むというのは、動物としてみると当たり前の流れかもしれませんがやはり人間なのです。これは大きな問題ではないかと思いました。

日本や先進国では少子化といわれているのに世界の人口が65億人を突破し、数十年後には100億人を越え、地球の限度を超えてしまうといわれている意味が少し分かったように思います。

国によっては、子供のうちにほとんど死んでしまうため、それを予測してどんどん子供を生む習慣がつづいているものの、医療がすすんできて子供が死ななくなっても昔のままに生み続けることや、労働力として子供をどんどん生んでいる貧困な国もあると聞きます。これも人口増大の原因であるようです。

これらすべては、やはり教育が足らないことが原因です。きちんと教えることが大切なのです。エイズの感染防止にしても、性教育にしてもすべて同じです。前回書きましたように、教育があればまともな就職ができ、貧乏から脱出できるのです。

日本のボランティアがそんな村にいろいろな知識を伝えています。山で取れる植物をそのまま売っても安くたたかれるだけですが、それを乾燥させて加工し、たとえばほうきを作って製品にして売るとその数十倍の価格で売れるのです。そんな技術を教えることも、お金を援助するだけではなく、貧困から脱出する方法としての自立支援になります。

性の話になりましたが、孤児院でもその代表の方がこんなことを話していました。男性の私がお話するのはどうかとも思いましたが、みなさんに分かっていただきたく、あえてお話させていただきますね。

孤児院ができた3年前にたくさんいた小学校高学年の女の子たちが、3年経ちそろそろ大人の体になり始めます。しかし初めて大人の印があった時、渡せるナプキンは1枚しかないそうです。まとめて渡せるほど余裕がないのです。それほどお金がないということは辛いものだと、私は痛感しました。

一緒に行った仲間の女性の提案で、私は40人ほどのツアーの人たちに1500バーツ(5000円程度)ずつご寄付いただけませんか、と声を掛けました。一瞬のうちにそれを理解した仲間は即OK。このとき、参加した人たちは、日本では当たり前と思っていることが、当たり前でない人たちがたくさんいるんだ、ということに気付いたのではないかと思います。

孤児院の子供たちは私たちの前で、日本語で語ってくれました。「私にはお父さん、お母さんがいません。でも私を助けてくれているお母さんが日本にいます。私は幸せです」という言葉に、私は泣き崩れてしまいました。

世界にはいろいろなボランティアがあります。何か人のためにやりたいと思いながらその一歩が出せない人も多いと聞きます。私が関わった団体は、P&Cボランティア協会という栃木県のご夫婦が現地に住み込んで子供たちの支援を続けている団体です。

もし、皆さんの幸せの一部を貧困に苦しむ子供たちへ分けてあげたいとお考えの方は、下記にその旨を連絡してみてください。団体への援助(年一口1万円程度)や里親として一人の子供の援助をするなど(1ヶ月あたり1100円から3300円程度)あります。

皆さんから受けた愛を、大人になった時、きっと子供たちは一生の財産にして次にリレーしてくれることでしょう。

P&Cボランティア協会 JAPAN事務局 FAX 0287-63-3272

ぴあの屋ドットコム 石山

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