心の窓 「着信150件」

ある方のブログより

「海外出張から帰国し、携帯の電源を入れると着信150件とあった」

一ヶ月ほど出張で海外に行ってた

帰りの飛行機は、帰りの日時だけ伝えて自分で取った
ちょっと観光したかったし
乗り換え込みで22時間くらいのフライトだったんだけど
今から乗りますと、会社に電話をして、後は当然携帯を切ってた

空港について、喫茶店で一息つきつつ携帯の電源を入れて軽食をとり
さて、会社に到着の連絡をするか、と携帯を開くと
着信150件

初めて見る着信数にパニックになりつつ、発信元を確認
会社と友人と親からだった

まず考えたのは身内の不幸
恐る恐る親に電話をすると、母が泣いていた

こりゃ不幸があったな、誰だ?まさか父親か?とgkbrしながら話を聞くと
昨日の夜俺のアパートの裏の崖が崩れてアパートが全壊しつつ押し流され
住人全員が行方不明になっていた

自分は無事であることを伝え、一旦電話を切り
会社、友人に連絡

会社では、向こうを立つ時の電話から、時間的にまだ帰国していないと思うが
乗り換えなしの便だと、最速では帰国している可能性も否定できない、と心配してくれて
社長の指示で社員の有志数人で救助活動に参加しているらしかった

慌ててアパートに向かうと、かなり手前から通行止めになっており
救急や消防が大勢で作業中だった

俺を見つけた同期入社の連中が、男泣きで抱きついてきて俺も号泣
小さなアパートで、俺以外は老人ばかりであまり親しくしていなくて
消防に住人の特徴や何かを聞かれてもほとんど答えられなかった

俺もそのまま救助活動に参加したが、結局住人の半数が遺体で見つかった
大雨が降ると思い出す、人生最大の修羅場

社長自ら重機に乗って、捜索活動をしてくれてた
俺を見ると「うおおおおおお」って涙鼻水全開で叫んでた

生存者がいてくれたのが救いだったな
会社からおにぎりや熱い味噌汁の炊き出し隊が来てくれて
社長が投光器や重機をバンバン出しくれた

この会社に一生を捧げようって思ったな

社長は土建屋上がりで見た目は怖いけど
尊敬できる格好良い男だよ

(出典:http://usagisokuhou.blog.fc2.com/blog-entry-997.html


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マーちゃん

マーちゃん の紹介

ぴあの屋ドットコム代表 ピアノを弾く時にはリチャード石山と言われています。
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