ある若者が東京で寿司屋で修行していた頃の話。
親方から「最高級品のみで作り上げた超豪華弁当とカップヌードルどっちを選ぶか」と聞かれた。
もちろん彼は当たり前に超豪華弁当と答えた。
「じゃ、今お前は極寒の寒空の下で何かしらの仕事をしていたとする。身体も冷え切って、午後もその仕事だ。そこで昼飯になった。用意された、冷え切った超豪華弁当とカップヌードル、どっちを選ぶか?」と聞かれた。一瞬迷ったがカップヌードルと答えた。
「その気持ちを覚えておけ」
彼は、今でもずっとその言葉が離れないと話していました。
ある講演会でも、「最高級のフランス料理と、3日何も食べれなかった後に食べる食パンとどっちがうまいか」という話もありました。
食パンに決まってますよね。
これらは全てのビジネスにも繋がります。
必要な人に必要な物を提供できるか?
その時の自分に必要な物を得ることができるか?
って言うことですね。
一方通行では何も先には進まない。
お互いに分かり合えて初めて一歩先に進める。親方の教えは深い意味があったのです。