心の窓 「お年玉はすぐに使いましょう」

とても素敵なブログを見つけましたので、ご紹介します。

この内容、とても納得しました。
私は子供時代からコツコツとお年玉を貯めました。
21歳になった時に、その貯めたお金でバイクを買って3週間目、山に走りに行って事故。
死ぬところでした。即廃車です。

子供の時にこそ、欲しかったもの、子供の時に大金だと思ったお金は、
その時に必要な物(思い出)にしておくべきだった、とつくづく思った経験でした。

以下転載です

 ↓ ↓

お正月なのでお年玉の話。

お年玉ってのは子供にとっては大きな額で、貰ってすぐに使えば毎月のお小遣いでは買えないレベルのモノが一気に手に入る“使い甲斐の非常に大きな額”です。

ところが親の勧めに沿ってお年玉を“とりあえず貯金”してしまうと、大人になった後、「お年玉で何を買ったか」全く記憶に残りません。

この理由は、お金の価値の上昇スピードと、本人の稼ぐ能力の上昇スピードの違いにあります。

小学校の時に 5000円もらったとしましょう。

小学生にとって 5000円は、自力ではとても手に入れられない大きな額です。

欲しくて欲しくてたまらなかった(でも親には買ってもらえなかった)何かを買っておけば、「やったー!!! うれしい!!!」という強い記憶が残るでしょう。

ところが数年が過ぎて高校生になると、貯金していた 5000円は最早そこまで大きな額ではありません。

バイトをすれば 一日で稼げる額になってしまったからです。もしくは、自分の欲しいモノもそれなりの値段になっており、小学生の頃に使っていれば得られたほどの感激は、もう手に入りません。

同じことは、高校生が貰う 1万円のお年玉でも起こります。これは、貰ってすぐに使えば、それなりに使い手のある額です。

しかし“とりあえず貯金”して数年たち、就職すれば、新入社員でさえその 10倍から 20倍もの額を(しかも正月だけでなく)毎月貰えるようになります。

高校生の時に、貰ったお年玉で憧れの大人向けレストランを予約し、1万円のディナーデートをしたら、一生忘れない思い出になりますよね。

30歳になったら、最低でも 5万円は払わないと得られないほどの新鮮な驚きや感激が、高校生の時には 1万円のお年玉で得られるのです。

そして人を育てるのは(=私たちの稼ぐ力の源となるのは)、1万円の貯金ではなく、「こんな世界が世の中にあるんだー!!!」という、若い頃の未知なる世界との遭遇から得られる驚愕であり、衝撃なのです。

お年玉というのは、貰ってすぐに使えばものすごく価値が高いにも関わらず、貯金して数年も置いておくと、“生活費の誤差”にさえ成り下がってしまう程度の額です。

このことを理解したうえで子供時代に戻れば、「もらったお年玉はソッコーで使うのが吉」だとわかるでしょう。

★★★

さらに言えば大人に関しても、「これから自分はいくらでも稼げる」と考えている人は、若いうちから貯金に励んだりしません。

稼げる額がどんどん増えると思える場合、今の給与から苦労して貯金しても、5年後にはそんなの “軽く稼げる額” にしかならないとわかっているからです。

だからそういう人は貯金ではなく、その時点で自分が一番価値があると思うものに、ドンとお金をつぎ込みます。

反対にせっせと貯金をする人は、「これからはもう、自分が稼ぐ額は増えない」と諦めているわけです。

確かにそういう人にとっては、今、稼いだお金を“とりあえず貯金”しておくことに意味もあるでしょう。

個人ベースでのデフレ対策みたいなもんです。

だからあなたが今、自分は完全に人生の終盤にいると思っているなら、貯金をしておけばよいでしょう。

でも、親が我が子に「お年玉はちゃんと貯金しておきなさい」などと言う必要は全くありません。だってそれって、

あなたにとって、そのお金の価値が、今より軽くなることはママは無いと思う。だって、あなたはそんな額を、簡単に稼げるようにはならないから。だからそのお金は使わずに、大事にとっておきなさい。

って言ってるのと同じですよ。そんなこと、ほんとに言うべき??

そうじゃなくて、

そんなお金、何年か経てばあなたは簡単に稼げるようになる。だから、今とても欲しいものを手に入れるために使っておいたほうが(お金の価値が下がらなくて)いいわよ!

と教えてあげるべきでしょう。

そしてお年玉の使い道は、“賢い消費”やら“自己投資”などに限定する必要さえありません。

大人から見れば馬鹿げたお金の使い方であっても、子供の世界をドーンと大きく広げてくれる、貴重な経験や気づきの機会はいくらでもあるのですから。

★★★

これも、大人になっても同じですよね。

マネー誌やらが熱心に説くように、20代や 30代から、欲しいものも我慢し、やりたいことも我慢し、安い月給のなかから、苦労して数万円を貯金に回すことに、ほんとに意味があるでしょうか?

20代の頃ならその数万円で、月に何回かは多く飲みに行くことができ、人生を左右する誰かと、もしくは、人生を左右する何らかの言葉や機会と、出会えるかもしれないのです。

そのお金を使って観に行ったイベントや、読んだ本や、出かけた旅先で、あなたを次のステージに導いてくれる“何か”に遭遇する可能性だってあります。

遊びや付き合いを制限し、若い間の貴重な時間を犠牲にして幾ばくかのお金を節約しても、40代になった時、あなたにとってその 数万円( +利子)は、大した額ではなくなっているかもしれません。

というか、あなたが順調に成長していれば、将来のそのお金の価値は、 20代の時に(あなたが貯金のために)諦めたモノの価値とは比べ物にならないほど小さくなってしまっています。

だから早めに使ってこそ、お金の価値が生きるのです。

貯金をすることが、

あなたの世界を広げてくれる消費より、

本当にいいお金の使い方だと思いますか? 

だとしたらあなたは、自分の将来の価値を、自分自身でさえ信じていないのでしょう。

自分でそう思っている人の将来に、他の誰が期待します?

20代やら 30代から、老後資金なんて貯め始める必要はありません。

必要なのは、稼ぐ力をつけることです。

そしてそのためには、

= もっともそのお金が貴重である時期に

= 若くてお金のない時期にこそ、

(そのお金を死蔵せずに)使っておくべきなのです。

去年の流行り言葉でいえば、そのお金を使うべきは、まさに「今でしょ!?」ってこと。

(出典:Chikirinさんのブログ http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/touch/20140101


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マーちゃん

マーちゃん の紹介

ぴあの屋ドットコム代表 ピアノを弾く時にはリチャード石山と言われています。
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