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心の窓 14.波 長

波 長

「すべてのことは、神様はちゃんと見ている」

私はいつも心に思って、仕事や生活をしています。

私は無宗教ではありますが、神様はきっといると信じています。

だって、こんなに壮大で複雑な宇宙を創造できるのは、

神様以外に考えられませんものね。

「神様が見ている」と常に意識していると絶対に悪いことは出来ないし、

仕事の手抜きも出来ません。

そして、「自分は人のために何が出来るのか」ということを考えるようになります。

また「類は類を呼ぶ」のことわざのとおり、

こういう気持ちでいると自分の周りに同じような考えの人たちが集まってきます。

不思議なことですが、本当です。

これはある実験でも分かります。

たとえば440HZの音叉を2本用意して箱の上に立てます。

そうして1本だけ棒で叩くとぶーんと 「ラ」の音が出ます。

そのうち、叩いていないのに隣の音叉も同じようにぶーんと音が出てきます。

これは共鳴の原理でもあるのですが、

1本目の音の波長が同じ波長をもった隣の音叉に影響を与えて

2本ともが鳴り出すのです。

もっと分かりやすく言うと、ラジオが音声を受信するのと同じことですね。

チャンネルを合わすと、その波長に合ったチャンネルだけが聞こえます。

ちょっとでも波長がずれると、全然違う放送が聞こえてくるはずです。

同じ波長だけが、協調し合うのです。

人の心も同じで、怒りの波長は荒い波長。

感謝や愛の波長は穏やかな波長。

つまり「神様が見ている」ということを信じて、

正しく生きようと心に決めて生きる人たちの周りには、

同じ波長をもった人達が集まってくるのです。

これが「類は類を呼ぶ」「類は友を呼ぶ 」ということなんですね。

すべての物質、そして目に見えない「心」、あらゆるものはある一定の振動数を

持っていて、それが影響を与え合っているようです。

修学旅行でグループ分けをするとき、

やっぱり似たもの同士が同じグループになりますものね。

バスの一番後の席に陣取って、騒ぐグループも大体決まってます(笑)。

私のところにピアノ調律のご依頼をいただく方も、最近”いい人”ばかりです(笑)。

もう一つ例をあげてみますと、

親しい人に電話を掛けようと電話を持った瞬間、

その人から電話がかかってきた、ということも誰でも経験があると思います。

テレパシーという、不思議な現象で片付けることも出来ますが、

私は、相手のことを「思った」波長が、距離に関係なく相手に届き

相手の思考の波長に影響を与えて、その人もフト電話をかけてみようかな

という気になったのだと考えています。

また、「あくびがうつる」という現象も、

科学的には一時的に部屋の酸素が足りなくなった、と言う説が一般的ですが

私は車のなかであくびをして、何気なく隣の車をみると、違う空気なのに

やっぱりその人もあくびをしていた、という経験が何度もあります。

これも、あくびの波長が隣に移ったのではないかと思っています。

”心の波長”に関して発明王エジソンも研究をしていたようなのですが、

人間の「心」(魂)は次元の違う、目に見えない電子体(後光やオーラのようなもの)で、

ある振動数を持ち、決して滅することのない永遠のものだ、

ということを突き止めたようですが、あまりにも難解なため、

残された膨大な資料はいまも解明できないものがたくさんあるようです。

音楽の世界で、良い演奏会の素晴らしい波長が

観客の心にそのまま影響を与えて、感動が伝わるように、

心の波長があると信じて、正しく生きようと心がけることが

幸せな人生を送れるコツかもしれません。

ちょっと難しかったかな?
いろいろな本を読んでみると、歴史に名を残した偉人は、このような心の作用をすべて知った上で
大事業をなしとげてきたように思います。

「神様が見ている」と思って、あらゆることに感謝の心で生きていくと、とてもよい波長が自分の心から発しているような気がしてなりません。
私の修行もこれからです・・・。


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心の窓 13.国際結婚

国際結婚

昔のある日にタイムスリップして、その日の雑誌記事を元に調査する

という企画の番組をテレビでやっていました。

その中で素晴らしい言葉がありました。

当時はまだ珍しかった世界1周のバイク無銭旅行というのをしている日本人の

男性が、イタリアのある富豪の娘と知り合い結婚のプロポーズをしたのです。

両親は悩み教会の神父さんへ相談しに行きました。

「彼はとてもいい男だがクリスチャンではない。環境も違いすぎる」

そこで神父さんはこう答えました。

「あなた達は今まで自分の娘を信ずるがままに育ててきた。そして娘のことを

信頼しているはずだ。娘を信じるということは、自分を信じることと同じです。

彼はクリスチャンでもないのに、愛する女性とその家族のことを少しでも

理解しようと教会に通い、聖書の勉強をしているのですよ。娘の信じた相手を

信じてやりなさい」

そうして、無事結婚。

このご夫婦は、4人と子供と世界の恵まれない子供を4人引き取って育て上げ

素晴らしい人生を送られています。

自分が教育した子供のすることは、すべて自分なんですね。
「うちの子に限って・・・」という言葉をよく聞きますが、
これも「原因自分説」で考えると、誰のせいでもない、自分の責任なのです。

このご夫婦の素晴らしいところは、めぐまれない子供を引き取るときに
家族全員で相談し、子供達だけでも話し合いをさせて決めていることです。
親の押し付けではなく、子供の自主性も持たせているというところが素晴らしいと思います。


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心の窓 12.礼節の国 

礼節の国

新聞の投書欄に「感銘を受けた日本人のよさ」という題で、

記事が掲載されていました。以下一部転載文です。

私はビジネスで、韓国ソウルから京都へ滞在することがあります。

経済大国に発展した日本で、商売上だけではなく、文化特性についても

教えられることがあります。

先日、雨が降り風の強く吹く日のことでした。

あるスーパーで雨を避け、スーパーの入り口で立ち止まっていたとき、

外の店頭に陳列されていたプラスチックの花瓶が強風で倒れました。

ちょうど入り口にさしかかった女性客が、丁寧に立て直して行きました。

しばらくしてまた一陣の風が吹き、倒れてしまいました。

そのとき、中年の女性が通りかかり、また同じように腰をかがめ

ハンドバックを手と傘を手に持ち、もう一方の手で花瓶を元通りに立て直し、

店の中へ入っていくのです。

その婦人も客人なのに、まるで自分のことのように雨にぬれながら、

花瓶を立て直していきました。

私は偶然に目撃したこの光景から、日本人の高い社会秩序性と

文化的特性の高さに、いたく感動させられました。

韓国も礼節の国ですが、日本からたくさんのことを学ばなくてはならないと

実感しました

(京都新聞 2002年1月29日「窓」欄より)

昔の日本人は、このようなことはあたりまえだと思っています。
韓国も「礼節の国」です。お隣の国にいつか笑われることのない国にしたいですね。

ところで、高級レストランで、フォークを落としても自分で拾っちゃいけない、という
西洋のマナーを初めて聞いた時、素朴に「どうして?」と思いました。
自分が落としたのにウェイターに拾ってもらうの悪いじゃないの? と思いました。
でもこれが日本人なんですね。
西洋では、プロの仕事を奪ってはいけない、という考えから出来たマナーのようです。

他にもこんな話があります。
アメリカで、ある日本人が商品の納入が遅れたので、あわててトラックを展示場へ乗り入れて
荷物を下ろすのを手伝いだしたところ、現地の作業員は一斉に「ノー!」
「これはオレたちの仕事であって、お前たちが手伝うのは越権行為だ」と言われたのです。
お前たちは荷物を運ぶのが仕事、われわれは荷物を下ろすのが仕事、
商品を店に並べる仕事の人や、販売するのも全部それぞれの役割があるというのです。

遅れていたので急いでやってくれるのかと思えば、いつものペースでノンビリとやっている。
日本人ならまず手を貸すでしょうね。
国民性の違いといえばそれまでですが・・・。


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心の窓 11.他人と兄弟

他人と兄弟

これも、ある方から聞いて、とても考えさせられたお話です。

あなたの嫌いな人を思い浮かべた時、その人は兄弟でしょうか、他人でしょうか?

多分、他人だと思います。

自分が生まれてくるためには、必ず親が2人必要です。

祖父母は4人で、曽祖父は8人必要。

10代先の先祖は1000人必要で、20代先の先祖が100万人。

30代先にもなると、10億人になります。

あなたが嫌いに思っている人と親戚でないためには、

30世代前に親戚でないことが必要です。

30世代前(約1000年前)には、人口が10億人もいなかったはず。

ということは、あなたと嫌いな人とは血縁関係がある親戚だと言うことです・・・。

         計算上はそうなりますよね。
         しかし数字のことよりも、
         人類はすべて兄弟なんだという考え方を持つことが一番大切なことです。
         
         混んだ電車の中で前に立ったおばあさんに気付き、
         「この人は実は遠い親戚なんだ」、と思うともっとやさしくなれると思いますよ。

         今、学校や職場でのいじめが問題になっていますが、
         クラスの友達や同僚をいじめたいともし思ったら、
         相手はたまたま同じ時代に生まれた兄弟(ある意味でソウルメイト)だと思えば、
         そんな気持ちは吹き飛んでしまうでしょう。

    感想文募集中!

心の窓読ませて頂きました。 「原因自分説」「他人と兄弟」感銘しました。 身の財より心の財と言う言葉をよく耳にします。心の窓には心の財となる言葉が沢山あります。私は仕事上、身の財には殆ど興味が薄れてしまいましたが、「原因自分説」や「他人と兄弟」のような心の 財となる考えは、思うのは容易いですが日々の生活の中でその様に生きるのはなかなか難しいですよ
(2002.1.24 Jさん)

Jさん、すべての出来事は「思うこと」から始まります。何かを始めようとしても「思わなければ」前に進みません。
現在の三次元世界以上の段階になると、思うことが即そのまま実現してしまうという話を聞いたことがあります。
             
Jさんがおっしゃるように、心の財となる考えを行うのは、すぐには難しいかもしれません。
でもまず、そのように正しく「思う」ことが出来れば、次の段階への第一歩がスタートしたと言うことです。
そのように生きたいな、と思われたことがとても素晴らしい事だと思いますよ。


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心の窓 10.原因自分説

原因自分説

米川先生の本の中から、もう一つご紹介しましょう。

「テスト」は何のため? というタイトルです。

教師と保護者との懇談で、

「こないだのテストの結果、お宅のお子さんの読解力が今ひとつで、

授業態度も悪いですね」

なんていう先生の会話は、ちょっとおかしいのではないかと思います。

テストとは、子供のためにやるのではなくて、教師のためにやるものだと考えています。

教師がどれだけうまく子供に教えられているかを知るためのもので、

つまりは教師の能力をはかるためのテストだと思うのです。

例えば、60点だったら、

「ああ、僕はこの子に60点分しか伝えられていないな」

と反省し、100点の子には、

「うまく理解してもらっているぞ」

と喜ぶ。そういうものだと考えるのです。

お母さんとの話でも、

「今回は僕の力不足で60点でしたが、今後はもっとよく理解できるように

授業をしていきますから、ご協力をお願いしますね」

という態度でなければならない。

教師として威厳を持つことは大切ですが、

「教えてやっている」という態度と威厳は違います。

(参考文献:かすが幼稚園 園長 米川安宜著 「これだけは知っておきたい 子育てのヒント」)

よくない出来事があったらすべて人のせい、と「原因他人説」に逃げ込む人は、
案外多いかもしれません。
私は、すべて「原因自分説」で物事を考えるようにしています。
つまり、すべての出来事は自分が悪いかもしれない、と考えるのです。

この話にあるように、生徒の成績が悪いのはもちろん生徒の勉強不足ではあるのですが、
では、なぜ生徒が勉強をしなかったのか、
なぜ理解ができなかったのか。
なぜ進んで勉強をするように興味を抱かせることはできなかったのか、
など深く深く原因を探っていくと、結局原因は教師にあるのだということが分かります。

仕事でも一緒です。たとえば契約が取れなかったのは
相手が悪い、上司の指導が悪い、会社が悪い、
いやこの世の中が不景気だから悪い、と責任を他へ転嫁しています。
この不景気でも大きく伸ばしている会社もあるのです。

また、失恋もそうです。振られた原因は何か考えてみると、
自分が大きく成長できる何かを必ずつかむことができます。
振られて相手をうらむより、「自分を成長させてくれてありがとう」
という気持ちを持つことが大切です(出来るかな?)
すべての出来事は、意味のあることなのです。

人のせいにして不平、不満、愚痴をこぼすより、
まず「原因自分説」をとってその原因をよく考え、間違いを素直に認めて
悪いところを直すと、物事がスムーズに前に進むようになります。


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