心の窓」カテゴリーアーカイブ

心の窓 29.子犬と男の子

子犬と男の子

あるペットショップの店頭に、「子犬セール中」の札がかけられました。

子犬と聞くと、子どもはたいそう心をそそられるものです。

しばらくすると案の定、男の子が店に入ってきました。

「おじさん、子犬っていくらするの?」

「そうだな。30ドルから50ドルってところだね」

男の子は、ポケットから小銭をとり出して言いました。

「ぼく、2ドルと37セントしかないんだ。でも見せてくれる?」

店のオーナーは思わずほほ笑むと、奥に向かってピーッと口笛を吹きました。

すると、毛がフカフカで丸々と太った子犬が5匹、店員の後ろをころがるように出てきたのです。

ところが1匹だけ、足をひきずりながら、一生懸命ついてくる子犬がいるではありませんか。

「おじさん、あの子犬はどうしたの?」と男の子は聞きました。

「獣医さんに見てもらったら、生まれつき足が悪くて、たぶん一生治らないって言われたんだよ」

と店のオーナーは答えました。

ところがそれを聞いた男の子の顔が輝き始めたのです。

「ぼく、この子犬がいい。この子犬をちょうだい!」

「坊や、よしたほうがいいよ。

そりゃ、もしどうしてもこの子犬がほしいって言うなら、ただであげるよ。

どうせ売れるわけないから」と店のオーナーが言うと、男の子は怒ったようににらみつけました。

「ただでなんかいらないよ。おじさん、この犬のどこがほかの犬と違うって言うの?

ほかの犬と同じ値段で買うよ。今2ドル37セント払って、残りは毎月50セントずつ払うから」

その言葉をさえぎるように、店のオーナーは言いました。

「だって、この子犬は普通の犬みたいに走ったりジャンプしたりできないから、

坊やと一緒に遊べないんだよ」

これを聞くと、男の子は黙ってズボンのすそをまくり上げました。

ねじれたように曲がった左足には、大きな金属製のギプスがはめられていました。

男の子は、オーナーを見上げて優しい声で言いました。

「きっとこの子犬は、自分の気持ちがわかってくれる友だちがほしいと思うんだ」

<出典:心のチキンスープ>


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心の窓 28.理想の兄

理想の兄

ある年のクリスマスイブのこと、

ポールは、兄さんからクリスマス に新車をプレゼントしてもらった。

ポールがオフィスから出てくると、街でよく見かける少年が、

そのピカピカの新車のまわりを歩き回っていた。

よほどその車が気に入ったらしく、ポールに話しかけてきた。

「この車、おじさんのかい?」

「ああ、兄貴からのクリスマスプレゼントさ」と、

うなずきながらポールは答えた。

少年はそれを聞いてひどく驚いた様子だった。

「えっ? おじさんの兄さんがくれたって?

おじさんは全然お金を払わなくてよかったの?

うわあっ、すごいな? ぼく・・・」

と、少年は何かを言いかけたが、そのまま口をつぐんでしまった。

少年は、「ぼくにも、こんな兄さんがいたらなあ」

と言いたかったのだろう、とポールは思った。

ところが、少年の口から出た言葉にポールは耳を疑った。

「ぼくね、おじさんの兄さんみたいになりたいなって思ったんだ」

ポールは、まじまじと少年の顔を見つめていたが、

自分でも思いがけない言葉が口をついて出ていた。

「この車に乗ってみるかい?」

「本当? ウン」

車を走らせてまもなく、少年の目はキラキラと輝き始めた。

「おじさん、ぼくの家の前まで乗せてくれる?」

ポールは思わずニヤッとした。

きっとこんな大きな車で帰ってくるところを近所の人たちに見せて、

自慢したいんだなと思った。

しかし、その憶測はまたもやはずれた。

「あそこに階段がついている家が見えるだろう? 

そこでちょっと待っててくれる?」

少年は車を降り、駆け足で家に入っていった。

しばらくすると家の中から、ゆっくりとした足音が聞こえてきた。

少年が身体の不自由な弟を背負って出てきたのだった。

弟を階段の一番下に座らせ、車がよく見えるように弟の身体を支えた。

「ほらバディー、見てごらん。さっき言ったとおり、すごい車だろ。

そこにいるおじさんの兄さんがクリスマスプレゼントにくれたんだって。

それも、まるっきりタダでくれたんだって。

お前も、待ってなよ。兄ちゃんが、いつかきっとあんな車をお前に買ってやるからね。

そしたら、いつも話してるクリスマスのきれいな飾りを、その車に乗って見に行こうね」

それを聞いたポールは何も言わずに車を降りると、少年の弟を抱き上げ、

新車の助手席に座らせた。

目をキラキラ輝かせた少年もその横に乗り込むと、三人はドライブに出かけた。

本当にすばらしいクリスマスのドライブだった。

このクリスマスの日、ポールは聖書のみことばをしみじみ感じたのである。

「受けるよりは与えるほうが幸いである」

<参考文献:『心のチキンスープ』ジャック キャンフィールド、マーク・ビクターハンセン著、ダイヤモンド社>


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心の窓 27.○と×の顔

幸せになる顔の相があるという話を聞きました。

眉毛の線と口元の線を結んで○が書ける人。

眉毛がつりあがって口がヘの字で、線で結ぶと×の字が書ける人。

明るい人には人が集ります。かわいがってもらえます。

いつも気難しい表情をしている人には近寄りたくないですよね。

生まれ持った顔つきではなく、

心が一番表にあらわれるのが「顔の表情」。

○の表情を常に持つこと。これは愛と感謝の心の表情ですね。

これが大切だということです。

とても分かりやすいお話でした。


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心の窓 26.ユダヤの法則

ユダヤの法則

 78対22の法則とも言うそうです。

「人のすることには必ず限界があって、78%が最高であり、100%になることはない」

私はこれを聞いて、少し気が楽になりました。

じゃあ、出来ない22%はそのままにおいたらいいのかと言うとそうではなくて、

「78%の限界ギリギリまでできてよかったね。じゃあ次は、出来なかった22%にチャレンジしよう!」

とその22%に取り組むわけです。

そうすると、その22%を100%とすると、

そのうちの78%が出来る可能性があると言うことですよね。

そうして、徐々に最初の100%に限りなく近づいていきます。

だから出来なかった22%を責めるのではなく、

出来た78%をほめて伸ばせば良いだけなんですね。

取り組んだ一部は出来なくて当たり前なんだから、そこを次にクリアすればいいんです。

以前に書きました「長所を伸ばす」「お母さんの一言」と通じるものがありますね。


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心の窓 25.人生の出会い

人生の出会い

 ワールドカップサッカーのデンマークチームと和歌山県のある少年との出会いのお話です。

練習は公開しないチームがほとんどだが、デンマークチームはすべての練習を公開した。

そのため日々の見学に訪れる人が増えていった。

練習後、握手会やサイン会もおこなわれ、いつも長蛇の列ができた。

その最中のこと。

トマソン選手の前にある少年が立った。

すこしもじもじしていた。

後ろにいた母親が「ほら! 早くしなさい」と少年に言った。

トマソン選手も「少しへんだなー」と思い、通訳を通じて「どうしたの?」と少年に聞いた。

意を決した少年は、ポケットから1枚の紙切れを出し、トマソン選手に渡した。

それは英語で書いた紙切れだった。

「僕は小さいころに病気にかかって、口と耳が不自由です・・・。

耳はきこえません。話もできません。だけど、サッカーだけはずーっと見てきました。

ぼくはサッカーが大好きです。デンマークのサドン選手と、トマソン選手が大好きです。

頑張ってください。」

その手紙に通訳の人も周りの人も驚いた。

だが、トマソン選手はニッコリと微笑み、少年に

「それなら手話はできますか」と手話で語りかけた。

その言葉に少年と母親は驚いた。

「手話はわかりませんか?」とトマソン選手は少年に聞いた。

手話を万国共通と思う人は多いですが、実は国によって違うのです。

そこで通訳は彼にこう言った。

「僕と少年は話をしたいので手伝ってください。

そして少年と話す時間を僕にくださいと周りの人に言ってください。」

後で順番を待つ人は誰も文句を言わなかった。

「二人に時間をあげたい」と思ったのでしょう。

そして二人の会話は始まった。

「君はサッカーが好きですか?」

「はい、大好きです」

「そうですか。デンマークを応援してくださいね」

「はい、あの、訊いていいですか?」

「いいですよ、何でも訊いてください」

「トマソン選手はどうして手話ができるのですか? 正直、びっくりしました」

この少年の質問に彼は答える。

「僕にも、君と同じ試練を持っている姉がいます。

その彼女のために僕は手話を覚えてたのですよ」

そして、トマソン選手は少年に言った。

「君の試練は、あなたにとって辛いことだと思いますが、

君と同じようにあなたの家族もその試練を共有しています。

君は一人ぼっちじゃないということを理解していますか?」

少年はこの言葉に黙ってうなずく。

「わかっているなら、オーケー誰にも辛い事はあります。

君にも僕にもそして君のお母さんにも辛いことはあるのです。

それを乗り越える勇気を持ってください」

このやりとりに涙が止まらない母親。

そしていつのまにか、周りの人々も涙していた。

トマソン選手は言った。

「今度の大会で僕が必ず1点を取ります。

その姿を見て君がこれからの人生を頑張れるように、僕は祈っています」

この言葉に少年は初めて笑顔を見せた。

「はい、応援しますから、頑張ってください」といってサインをもらいその場を後にした。

そしてトマソン選手は少年との約束を守り得点を決めた。

一点どころか、彼は四得点という大活躍であった。

デンマークの試合がどの国であろうと、和歌山県民は応援に駆けつけた。

そうした応援も実ったのだろう。

フランスと同組ながら、デンマークは2勝1分で見事1位通過を決めた。

「君には前も言った通り、試練が与えられている。

それは神様が決めたことであり、今は変えられない。僕が言いたい事、解りますか?」

「はい」

「神様は君に試練も与えたけど、君にも必ずゴールを決めるチャンスをくれるはずです。

そのチャンスを君は逃さず、ちゃんとゴールを決めてください」

とトマソン選手は言った。

この言葉に少年は満面の笑顔で「はい」と言った。

二人は仲良く写真に収まった・・・。


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