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エンシュウピアノ(ENSCHU)遠州楽器の音を聴いてみましょう

ぴあの屋ドットコムに届いたE-121で実際に弾いてみました。
めちゃ美しい音色です。

※少し調律がずれています・・

遠州楽器の社員さんが演奏しています

<石山社長ブログ>


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エンシュウピアノ(ENSCHU)遠州楽器の内部はどうなってるの??

エンシュウピアノの内部についてご説明します。

フレームにあるトレードマークには漢字で「遠州楽器制作」と縦に書かれています。
その下の部分は、製造番号ではなく「MADE IN JAPAN」と書かれています。

特に輸出をメインにスタートしたことも、あるのでしょうか。
「日本製ピアノ」を強調しているのがなんか面白いですね。

それくらい世界ではめいーどインジャパンの信頼度は高く、
とくにピアノの世界では、メードイン浜松であることの意味は大きいです。

ハンマーは、人気のドイツ製FFWハンマーを採用しています。
アクションの部品関係は、通常のピアノを変わらないのですが、その設計に独自のこだわりがあると聞いています。

実際に弾いてみると、タッチはとてもスムーズ。
軽いというわけではないのですが、とにかく心地いいタッチ。
弾きやすいんですね。
コントロールしやすいという言い方がいいと思います。

遠州楽器さんに、数人のピアニストが来て試弾したそうなのですが、
みなさん口をそろえて言うのが、
「アップライトピアノのいままでのイメージと違うね」
「タッチ感がグランドピアノみたいですね」
という感想があるそうです。

私はその弾き方はできませんが、同じ音を連続打鍵したときにも音が出やすいようです。

アップライトピアノですから、基本グランドとは構造が全く違うのですが、
アフタータッチがあるわけないのに、ゆっくり鍵盤を押さえたときに、
コツっというタッチ感が再現されています。

これはジャックという部品が抜けるグランドピアノ特有の感触なのですが、
これがあるんです。
これは超不思議。

なにか秘密があるのかもしれません(現時点ではまったくわからず)。

その構造が理由なのかどうかもわかりませんが、
ピアニシモが特にきれいに出せるピアノだな、という印象があります。

通常のアップライトピアノでは、超弱音のピアニシモがちゃんと音が鳴ってくれない時があるのですが、
このエンシュウピアノでは、きれいに音を出してくれます。

整調のやり方で、通常のピアノでもそれは大丈夫なのですが、
エンシュウピアノではそれが、とくに美しいなぁと感じました。

下前板をあけてみると、天秤棒と突き上げ棒は木材で作られていました。
音を響かせる部品ではないので、別に鉄のパイプでもいいのですが木材を採用していました。

アクションの整調も従来のピアノとは少し違うようです。
レットオフというハンマーが弦に接近する寸法も従来とは違っています。
そのほか、部品調整が微妙に違うところがあって、
これからぴあの屋ドットコムで全国にピアノを販売していくことになりますから、
その地域の担当調律師には、きちんとお伝えしていきたいと思います。

いずれにしても、調律師にとっては興味深々の内容だと思います。

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エンシュウピアノ東京試弾イベント!~25日まで

京都の工房へ届いたエンシュウピアノE121の同型ピアノが東京の品川区にて展示中です!
関東にお住まいの方はこの機会にぜひ♪

京都にて展示中の同型ピアノはこちら
【国産ピアノ】エンシュウピアノ E121 京都にて試弾受付中

ぴあの屋ドットコム


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エンシュウピアノ(ENSCHU)の支柱と響板について

ピアノの裏側はなかなか見ることがないと思いますので、
エンシュウピアノの裏の部分を説明したいと思います。

まず一番驚いたのは、支柱が6本もあるということ。
普通、121cmの小型1型モデルは、4本で十分です。
ヤマハピアノは、131㎝の大型3型モデルでも、構造計算して充分だと判断して4本支柱で製造しています。
それでいいとは思うのですが、とにかく頑丈に作りたいという遠州楽器の考えでしょうか。
びっくりしました。

それからもう一つびっくりしたことは「助響板」をなくしたということです。

助響板はピアノ製造のセオリーとして昔からあるもので、
分かりやすく言うと、池に石を投げると円になって広がっていきますよね。
でも池の形が四角いと壁に反射した時に乱反射してしまうように音も同じように円になって広がっていきます。

なので、その音の乱反射を防止するためにあるのが助響板なんです。
それをあえて遠州楽器ではなくしているのです。

なぜなら、小さなピアノでも響板を大きくフルに使えることで
重低音を豊かにしたいからなんです。
高音部に関しては問題ないのですが、低音部は響板の面積に大きく依存します。

さらに、音を伝導させる響棒同どうしを、共振桟(きょうしんさん)という木材でつなげて音を良くする設計をしています。
これは、調べてみるとベヒシュタインのホフマンモデルのグランドピアノに採用されている方法のようです。
ですので、アップライトピアノでこの方式をつかっているのは、おそらく遠州楽器のみではないかと思われます。

音の出し方を、低価格のピアノにありがちなハンマーの打弦のアタック音に頼るのではなく、
しっかりとボディの部分でも、やさしくあたたかく滑らかであってしかも芯のある音を出すための、いろいろな工夫を感じることができます。

耐久性のある長期間使うことができるように支柱を6本も入れ、
響板も変化の少ない積層スプルースを採用したのも、職人たちが考えに考えた末に設計した方法だと思います。

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遠州楽器が制作するエンシュウピアノ(ENSCHU)のデザインについて

エンシュウピアノのデザインについての感想をお話しします。

見た瞬間、ぴあの屋ドットコム社員一同出た言葉
「スタイリッシュ!」

シンプルでモダンなデザインですね。
キャスターはダブルキャスター。

白鍵は当然アクリルですが、黒鍵にびっくりしました。
従来のプラスチックではなく木材です。

さすがにコストのかかる黒檀ではありませんが、木でできています。
指に吸い付くような手触り。
なによりも演奏していて滑らない。
これはいいですね。

鍵盤蓋は油圧式のスローダウン。
安全性も考慮されています。

上のフタをあけるための穴があったりとか、
いままでのピアノにない新しいアイデアが採用されていますね~。

素敵すぎ~。

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